現金化試してみました

公開日:  最終更新日:2018/03/23

現金化体験談

ネット型

返済の期限が迫ってくると、お金を用意する方法をあれこれと考えます。
親類や知人に借りようにも借りるアテもない。
改正貸金業法の施行で借りて返すのサイクルも止まってしまった場合にどうしたらいいんでしょうか?

貸金業法の改正により年収の3分の1を超えている場合は消費者金融やクレジットカードのキャッシングが利用できなくなりました。
割賦販売法の改正でカードの更新時などには支払可能見込額が算定されるのでリボ払いも難しくなってきています。

キャッシング枠がないが、ショッピング枠はあるという場合にショッピング枠の現金化が思いつくかもしれません。
ホームページを見てみると90%程度の換金率が書いてあります。
表向きは商品を購入したキャッシュバックということになっているので、どうでもいい商品が送られてきたりします。
でも、90%で現金化してリボ払いにすると利息が大きくなって苦しくなるのは目に見えています。

その前に、本当に90%で現金化してくれるのでしょうか?

ちょっと抵抗がありましたがメールで問い合わせをしてみました。

ホームページでは90%~98%の換金率となっているお店です。
現金化の口コミサイトでも高評価でした。
ちょっと自作自演くさい口コミが多かったように思いますが・・・。

携帯番号を入力していたので5分程度で電話がかかってきました。
対応はすごく丁寧でしたが、後でも同じようなやりとりをしているのかガヤガヤした様子。

まず2枚のカードを使いたいというと大丈夫とのこと。
AカードとBカードの可能枠を伝えましたが、Aカードは扱っていないそうです。
Bカードには約10万円の枠が残っていました。
しかし
「あとBカードですが・・・、Bカードは少し換金率が下がってしまいます。」
「どれぐらいになりますか?」
「消費税と手数料を差引きまして、入金額は7万2千円です。」

え~!それって72%じゃないんですか~?

この消費税と手数料がクセものです。
換金率が90%だからって9万円振り込まれると考えてはいけません。
換金率と実際に入金される額は違うんです。

初めての場合は免許証などをFAXやメールで送らなければなりません。

「ちょっと検討してみます」と言って電話を切りました。

ネット型の現金化は「違法」ではないのかもしれませんが、カードの規約には違反しています。

店舗型

現金化にはネットだけでやりとりできるタイプと、チケットやブランド物の買取を店舗でしているタイプがあります。

ネット型は商品を買ったことにする。
ほとんど価値のない商品に対してのキャッシュバックということにして換金されます。

店舗型は店の人と他店へ買い物に行き、指定された商品をクレジットカードで決済します。
その商品をそのまま買い取ってもらうというものです。
商品はチケットやブランド品など、買取店が高値で処分しやすいものになります。

これは形式上、
クレジットカードで買い物をした。→ 買取店に売りに行った。
という図式ですから、問題ないようにも思えます。
しかし換金目的の買い物はカード規約には違反しています。

こちらもネットで調べて都心の店に電話してみました。
ホームページでは80%~95%の換金率となっています。

電話の対応はイマイチでしたが、
「80%は確実です。そこから手数料等を引くことはありません。」
とのことだったので、店に行って現金化してみました。
(本当に明日の引き落としに間に合わないので・・・)

AカードとBカードを合わせて30万円ほどの枠が残っています。
これをギリギリいっぱいまで使ったら、いくらになるか?を聞いてみました。

可能額ピッタリの商品はないのでと細かく計算してもらいました。

「ちょっとこのカードでは、換金率のいいものは難しいので・・・」
またBカード(家電量販店のカード)です。
結局75%程度の額を提示されました。

そして、結局連れて行かれたのは「駅」。
買わされたのは新幹線の回数券と乗車カードです。
な~んだ、こりゃ?

これなら自分で買って、自分でチケットショップに売りに行った方が良くね?

チケットショップの買取額は90%を超えていると思いますよ。
オークションなら、もっと高く売れるでしょう。

今回はそのまま買い取ってもらって約75%の現金をもらいましたが、非常にむなしい、情けない気持ちになりますよ。
7万円以上の損をしていますからね。

店の人は使えるカードや、売れ筋のチケット、スムーズに買う方法を熟知していましたから勉強にはなりました。
結構しつこく話を聞いたので、次回からは自分でもいけそうです。
できれば現金化などしなくていいようにしたいですが・・・。

自分で

やはりホームページなどで見る換金率はありえないようです。
金額が大きくなると換金率が高くなるようですが、その分、差額が大きくなってしまいますからね。

換金性の高い商品はクレジット会社からの承認が下りないケースがあります。
一度に大量に購入すると、真っ先に換金が疑われカードが止められたりします。
本当に必要で購入したのに疑われてカードを一時的に止められ、その後も新幹線回数券の購入は拒否されたといったケースもあります。
購入できたとしても、あまり良い印象は与えないようです。

オークションでも回数券や商品券などが出品されています。
オークションでは金券類はクレジットカード決済が出来なくなっています。

他の方法としては、

友人が大きな額の買い物をする時に代わりにカード払いして、少し安く友人に引き取ってもらう。
これなら友人も少し安く買えますし、自分は現金化出来る。
お金に困っていることは友人にはバレバレですが・・・。

飲み会の幹事などを引き受けて、支払いをクレジットカードでする。
皆から現金で会費を集める。
カードのポイントも貯まるし、上手くいけば100%を超えるかもしれません。

75%で現金化するぐらいなら、赤字覚悟でオークション転売を頑張ってみるのも手です。
25%も損してもいいと思うと、思い切って出来るでしょう。
功を奏して儲かってしまうかもしれませんよ。

ただ、切羽詰って、今すぐに現金が必要という場合は業者に頼らざるを得ません。
早目に次の支払いを見越して準備する必要があります。

転売出来そうなものを日々チェックしておくのもいいですね。
気にしていれば、思わぬ掘り出し物に出会えるかもしれません。

原価がタダのものでも数が少ないものなら、欲しいと思う人がいるものです。
オークションなどしたことがない人は、試しに自分のいらない物で練習してみてはどうでしょう。
オークション出品は結構簡単です。
しかし、写真を撮ったりと面倒なので、あまりに安い商品では労力に見合わないかもしれません。

結論としては「出来るだけ自力で現金化した方が良い」という、当たり前の話です。


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