過払い金 - 消費者金融での過去の取引はありませんか?

公開日:  最終更新日:2018/03/31

過払い金

テレビや新聞、電車に乗っていても「過払い金」の返還請求の広告が目立ちますが、
借りるときに、その利率で納得してたんだから、仕方ないんじゃないの?
と思ったりもするのですが、そもそも、そういう人達はお金に困っている人が多いですからねえ。

貸金業者も過去にもらったものを、突然返せと言われるんだから、かわいそうな気もしますがね。
あんなに儲かっていたはずの消費者金融などが、経営の危機になるんですから、すごいものです。

これで、一番儲けたのは、個人ではなく、弁護士、司法書士の先生達なんでしょう。
「過払いで戻ってきたけど、ほとんどが弁護士の報酬で持っていかれた」なんて話もあります。


弁護士さんのHPなどには「相談無料」とあります。
これは「相談」と称して、客を選んでいるんですってね。
あんまり、お金にならないようなら、その時点で、やんわり断られるみたいです。
返還された金額の何%っていう報酬の場合が多いようですが、額が多かろうと少なかろうと、
返還請求の手間は、あんまり変わりませんからね。
基本的にやることは同じですから。

大手の法律事務所で断られた人達が、小さい司法書士事務所などに流れてきて、手間だけかかって、あまり報酬にならない仕事ばかりこなしている弁護士、司法書士の先生もいるようです。

あちこちで過払い金については、耳にするので説明の必要はないかと思いますが、
ざっくりと説明すると・・・

以前は大手消費者金融でも、出資法の上限金利である29.2%で貸付していました。
出資法の上限金利を超えて貸付をすると、厳しい罰則があったのですが、
利息制限法の上限金利、貸付金額によって違いますが、MAX20%です。
これは破っても刑事罰が無いという状態が続いていたんですね。
なので、この差額(いわゆるグレーゾーン金利)が「過払い金」となるわけです。

現在は出資法の上限金利も20%に改正されています。

すでに完済していても過払い金返還請求はできます。
過払い金返還請求権は10年で消滅時効にかかり消滅します。

過去の借金の書類を大事に置いている人も少ないでしょうが、書類がある方がわかりやすいですね。

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