モチベーションを保つもの

公開日:  最終更新日:2014/06/12

独立してフリーになって、すぐに儲かり始めるとモチベーションのキープには苦労しないですよね。
儲かるというのは、やる気を高める一番の効果があると思います。

とりあえず忙しければ、何とか頑張れるものです。
なかなか仕事が取れない時期が続くと、モチベーションが下がってしまい、どんどん悪い方向へ入ってしまうことがあります。

モチベーションを高める、維持するための方法を、いろいろな人に聞いたことがありますが、
目標を細分化して、小さい目標をクリアして達成感を得る。
完璧主義になり過ぎない。(考えすぎる。前進している感じがしない。)
欲しいもの写真を壁などに貼っておく。(高級車とか)
小さい目標を決めて、達成したら自分にご褒美をあげる。(達成するまで我慢する。)
などです。
他にいろいろありましたが、脳内物質「ドーパミン」が関係していると思われます。

ドーパミンは「やる気」物質といわれています。
ドーパミンには達成感が大切です。

小さいことでもいいので「勝ち癖」をつけることで、より意欲的になり大きな事へもチャレンジできる。
また、小さい事でも積み重ねる事によって実質的にもプラスとなっていきますね。

逆にあまりにも大きな目標を掲げると、ゴールが遠すぎて意欲につながる達成感が得られないということもあります。
なかなか達成できない苛立ち、ストレスから、無気力、うつ、などにもつながってしまいます。
達成できない失望感もありますが、仮に達成できたとしても「燃え尽き症候群」になったり、達成したにもかかわらず得られるものが少なかったときの失望感へとつながりかねません。

私も基本的にはこのタイプで、大きな目標を立ててしまう傾向があります。
それにより、人生の波が激しかったと思います。
大きな目標に縛られて、これを達成しないと次に進めないなどと思い込む。
そして、毎日なにも進んでいないような気持ちから、無気力になっていってしまう。

難しい資格などにチャレンジする人も、早い段階で集中して合格してしまわないと、長期戦になればなるほど意欲が低下し、勉強にも身が入らなくなったりしますね。
何年も受験しているのに、最初の年の点数が一番良かったという人もいるかと思います。
少しでも点数が上がれば、それによって意欲をつなぐ事ができるかもしれませんが、下がってしまうと悪循環で頑張りが続きません。

ゲームなどは小さな達成感を続けて提供してくれます。
レベルが上がる、新しい技を覚える、アイテムを手に入れる、中ボスを倒す…。
だからやめられない。
リアルの充実のために、現実にもこの思考を持てればいいのですが、そう簡単ではありません。

調子のいいときは気持ちも強気、新しい事業、新しい顧客、どんどん攻めていけます。
これは性格などでは無いと思います。
いや、性格だと言えばそうですが、「この性格になる性格」だという事です。

もって生まれた性格ではなく、生活習慣、思考パターンの積み重ねが、積極的な性格と無気力や臆病な性格を分けているように思います。
(DNAで基本性格は決まっているという話もありますが無視します)

「大きな目標を立ててはいけない」と言っているのではないのです。
大きな目標を持つことは大切です。
ただ、それをどの様に細分化できるかです。

細分化できるということは目標までの筋道を計画的に立てられるということでもあります。
うつ病などになる人は、真面目な頑張り屋さんが多いといわれます。
努力する能力はあるのです。

起業をしようという人に必要な能力は、計画する能力だと思います。
目標を細分化するのも計画力の一つです。

すごい能力を持った集団でも、良いプランニングができるリーダーがいないと成果があがりにくい。
潜在スキルが高い人でも、自分の行動をプランニングできないと、達成できない悪循環に陥りかねません。

目標に向かって今は何をすべきか?、何からしていけばいいのか?、それは全体のどのあたりになるのか?、を考えて意欲的に行動していく人。

大きな目標のゴールだけを見て、闇雲に作業をし、疲れきってしまう人。

どちらが成功しそうでしょうか?


  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket



新しい記事